墨田区本所には本所七不思議と呼ばれる怪談、奇談が江戸時代から伝わっています。本当は9話ほどあるらしいですがその中でもっとも有名な「置いてけ堀」の幾つかある推定地のひとつが錦糸堀公園です。「江戸時代の頃の本所付近は水路が多く、魚がよく釣れた。ある日仲の良い町人たちが錦糸町の堀で釣りをしてその日は非常によく釣れた。夕暮れになり気を良くして帰ろうとすると、堀の中から「置いていけ」という恐ろしい声がしたので、恐怖に駆られて逃げ帰った。家に着いて恐る恐る魚籠を覗くと、釣れた魚が一匹も入っていなかった。」という話ですが正体はカッパ説と狸説があり、ここではカッパ説をとったみたいです。3枚目の写真は大横川親水公園にある全話のうちの1枚目のレリーフです。因みに置き去りにされる意味の「置いてきぼり」の語源になったそうです。