墨田区業平 業平伝説縛られ地蔵

昨年大晦日に業平伝説という題でブログに上げた葛飾区水元にある南蔵院の「縛られ地蔵」へ行きました。元々業平にあったので山号も業平山となっています。ネットで調べるとすぐ出てきますが簡単に由来をお話しすると「享保年間(1716~1735年)に、日本橋の木綿大問屋の手代が地蔵様の前で居眠りをしているうちに反物を盗まれた。手代は名奉行大岡越前守に訴え、大岡は地蔵様が黙って犯行を見ていたとして縄で縛り市中引き回しの上奉行所に運んだ。引き回しの後をぞろぞろ野次馬が追いかけどんなお裁きが始まるのかと奉行所まで入ってしまった。大岡は奉行所に勝手に入った野次馬に罰として一反づつ反物を納めさせ、その中に盗品が見つかり窃盗団は一網打尽となった。大岡は地蔵の霊験に感謝し、立派な同社を建て、盛大な縄解き供養を行った。」大岡越前のお裁きのすごさがよくわかる逸話です。