墨田区太平 太田道灌公開基の寺

墨田区大平にある日蓮宗のお寺平河山法恩寺は室町時代後期に活躍した戦国武将で徳川より前に江戸城を築いたことで有名な太田道灌が江戸城築城の際、城の鬼門丑寅の方角に場内鎮護の祈願所にと平河村(今の千代田区)に1458年に本住院として創建致しました。その後何度か移転をし今の場所になり1688年に法恩寺と改称したそうです。当時は塔頭(住職を慕いそばに住んだ弟子の小寺)20ヶ寺、末寺11ヶ寺もあったそうです。地名も太田道灌の「太」と山号の平河山の「平」から1文字ずつ採って太平町と呼ぶようになったそうです。地名の起源は法恩寺だったんですね。