墨田区墨田 首塚地蔵尊

墨田区墨田にある真言宗正福寺は1602年の創建で、めずらしいなと思うのが本堂2階の高欄の中から如来像が参拝者を迎えてくれるところです。山号に月光山薬王院とあり御本尊が薬師如来であることからおそらく薬師如来像と思われます。本堂隣には有名な首づか(塚)と呼ばれるほこらがあります。これは天保四年(1833年)の隅田川しゅんせつ工事の際に出土した多数の人骨を埋葬し、供養の地蔵尊を建てたもので、取り分け頭部の骨が多かったことから首づかと呼ばれるようになり、いつしか首から上の病を治してくれると信じられるようになり今も多くの参拝者が訪れています。