墨田区吾妻橋 慈覚大師縁起の寺

墨田区吾妻橋にある天台宗如意輪寺は小規模なお寺ですが起源は古く849年平安の時代に慈覚大師が聖徳太子自作の太子像を安置、祀ったことに始まったそうです。しかし関東大震災で焼失し太子像もなくなってしまったそうです。代わりに今はとても美しいと言われる如意輪観音が本堂に安置されています。本堂横には区内最古の有形文化財六面地蔵塔も祀られています。慈覚大師円仁は794年生まれの平安時代の僧侶で15歳から延暦寺で天台宗の開祖最澄に学びその後、唐へ渡り密教を学び唐から戻り最澄亡き後の天台宗の主座になり天台密教の祖と仰がれるようになります。如意輪寺は唐から生まれ故郷(栃木の壬生)に戻る途中に開いたそうです。