墨田区向島 長命寺(桜餅ではありません)

元和元年(1615年)頃の創建と伝えられる寺は天台宗延暦寺末で、古くは宝寿山常泉寺と号していました。寛永年間(1624〜1644年)に3代将軍家光がこの辺りに鷹狩りに来た時、急に腹痛をおこしましたが、住職が加持した庭の井の水で薬を服用したところ痛みが治まったので、長命寺の寺号を与えたといいます。今も長命水石文や復元された井戸を残しています。また境内に芭蕉庵の旧跡があり芭蕉の「雪見の句」の石碑が建てられています。因みに有名な「長命寺の桜もち」は山本さんが土手の桜の葉を塩漬けにして餅を包み長命寺の門前で売ったのでその名が付いたそうです。