
墨田区両国にある榛稲荷神社(はんのきいなり)の建立年代ははっきり判っていませんが江戸時代この場所には本所の武士の馬術や弓の稽古場があり約200×20メートルもの広さで、馬場を囲う土手に榛の木が生えていた所から榛馬場と呼ばれていました。その馬場の一角に祀られていたのがこの榛稲荷神社です。実は80歳頃の葛飾北斎が娘の応為とこの馬場のあたりに住んでいた記録や絵画が残っています。生涯で90回以上も転居を繰り返していた北斎の住居の特定ができるのは珍しいそうです。

神社本殿

馬の銅板が掲げてある

北斎住居跡の案内板

すぐそばにある北斎ブロンズ像