墨田区 江戸前鮨は両国生まれ

現在世界中で食べられてる握り鮨の発祥はここ両国です。今は銘板が残っているだけですが江戸前の握り鮨を考案した与兵衛が開業した華屋があった跡地がこの両国1丁目でした。1810年開業当時は関西風の押し寿司が主流だったのですが、酢飯にワサビを乗せてネタを握りその鮨を屋台の立ち食いで食べさせるスタイルを考案した与兵衛の江戸前鮨の店は大人気になり1824年には店舗を構えました。その店「華屋」の有ったところです。因みにまぐろを初めて鮨ネタにしたのは馬喰町の恵比寿鮨という店で、なんでも1830年ごろからまぐろが東京湾で大漁だったらしく、すぐ悪くなるまぐろを与兵衛の考えたワサビと合わせるのは当然のなりゆきだったのかもしれませんね。