墨田区錦糸町 タニシの神社

江東橋の夜の店が沢山ある雑居ビルの間にひっそりと社を構える田螺稲荷(たにしいなり)です。かつては田中稲荷と呼ばれていましたが、ひとつの逸話から神社の名称が変わってしまいました。ある時、周辺に大きな火災がありました。周りの家が次々と燃えていく中、社の池から田螺が続々と這い出してお稲荷さんの壁に張り付き、田螺は火に焼け焦げながら社を守ったと伝わります。以来、「火防せ」の神様として信仰を集めるようになったそうです。周りの飲食店からの寄進芳名板や名入りののぼり旗が沢山あり、今でも信仰されていることをうかがわせます。。