カトリック葬儀の参列マナー
カトリック葬儀とは
カトリックの葬儀は、故人の魂が神のもとへ導かれ、永遠の命を得ることを願って行われる宗教儀式です。主に「通夜の祈り(通夜の儀式)」「葬儀ミサ」「告別式」という流れで行われることが多く、教会で司祭(神父)によって執り行われます。
カトリック葬儀の参列マナー
1. 服装
-
基本は黒のフォーマル(洋装/和装ともに可)
-
男女ともに派手なアクセサリーや香水は避け、控えめな装いを心がけます。
-
カトリックでは「喪章」や「数珠」は不要です(仏式ではないため)。
2. 香典(献金)
-
カトリックでは「香典」ではなく「献金」として扱われます。
-
のし袋には「御花料」「御霊前」などと記すのが一般的。
-
金額の相場は仏式と同程度(友人で5,000円程度、親族で10,000円〜)。
3. 焼香の代わり
-
カトリックでは焼香は行わず、十字を切るまたは黙祷することが多いです。
-
親族やカトリック信者は「聖体拝領」(聖餐)を受けることがありますが、信者でない方は席で静かに見守っていれば大丈夫です。
4. 会場での振る舞い
-
会場は教会や斎場の礼拝堂です。入場時・着席時には軽く一礼。
-
式中は静かにし、スマートフォンは電源を切っておきましょう。
-
祈りの時間では、信者に合わせて起立・着席・黙祷する程度で問題ありません。
5. 焼香・献花・祈りの場面
-
献花がある場合は、白い花(主にカーネーションやユリ)を両手で持ち、祭壇の前で一礼し、静かに花を供えます。
-
手を合わせるか、胸の前で静かに黙祷を。